タペストリーとは?用途や注意点など気になる疑問を解決
販促ツールやインテリアとして馴染み深いタペストリー。
日常的によく目にするアイテムですが、タペストリーとはどのようなものか具体的に説明できる人は少ないのではないでしょうか?
今回は、タペストリーとはどのようなものなのか、用途や設置時の注意点などを踏まえて解説します。
- 目次
タペストリーとは?
タペストリーとはタピストリーやタピスリーとも呼ばれ、元々はつづれ織りの織物のことを指します。
その起源は諸説ありますが紀元前1400年前まで遡り、古代エジプトの王トトメス三世の墓から麻製のタペストリーが発見されました。
14世紀後半から16世紀初めにはヨーロッパで盛んに作られるようになり、室内を彩る美術品として人気を博します。石造りの壁に貼り、冬の寒さと風から建築物を守る役割も担っていました。
現代では化学繊維の生地にオリジナルデザインを印刷して制作されることが多いタペストリー。
その用途はインテリア装飾だけではなく、販促ツールからアニメグッズまで多様化しています。
タペストリーと似ているものといえば、ポスターです。
どちらも同じ壁面装飾ではあるものの、布製のタペストリーと紙製のポスターでは、耐久性と質感が異なります。
タペストリーにはパイプと紐が付いているので簡単に設置場所を変えたり繰り返し使えたりするのに対し、ポスターは一度貼ってしまうと移動が大変で、一度限りの使用になる場合が殆ど。
ポスターの中には持ち運びに便利な布ポスターもありますが、布に穴をあけずに貼るには工夫が必要となります。
タペストリーの主な用途
タペストリーには様々な用途があると解説しましたが、具体的にどのような場面に活用されているのでしょうか?
現代でタペストリーとはどのような用途で作成されているのか、詳しく紹介します。
インテリア
タペストリーといえば、室内のインテリアを想像する人がほとんどでしょう。
高級感が漂う織物の他、最近ではロープで編んだものやイベント用にクリスマスツリーを模したタペストリーなどが、プチプライスの雑貨店でも気軽に手に入ります。
アニメグッズ
飾って楽しむという目的から、アニメキャラクターをプリントした観賞用グッズにタペストリーが親しまれています。
高発色のフルカラープリントが可能なタペストリーは、キャラクターやアニメの世界観を再現するのにはうってつけ。
同人イベントにおいてタペストリーは物販の定番で、自宅で推しのキャラクターにいつでも会える人気のグッズです。
店舗
壁面に掛けて手軽に設置できるタペストリーは、店内の雰囲気作り、期間限定セールの告知など店舗装飾にも活用されています。
屋内にはもちろん飲食店のメニューをプリントして店舗の訴求力を高める、店名を大きく名入れして看板の代わりにするといった目的で、屋外に設置することも珍しくありません。
激安価格のタペストリーは季節毎にデザインを入れ替えやすく、複数の店舗で一斉に設置できるよう大ロットで発注されるお客様もいます。
展示会・説明会
衝立で仕切られている展示会・説明会のブースは、壁面にタペストリーを設置することで賑やかで親しみやすい印象に。
タペストリーのサイズは調整が効くため、横長や縦長などお好みの形状に製作可能です。
来場者の目に留まりやすく、事業内容や自社商品の紹介に活用すると企業様の認知度向上に繋がります。
タペストリーを設置する際の注意点
タペストリーを自宅やオフィス、店舗に設置する際には、いくつかの注意点があります。
壁にタペストリーを飾るには、通常パイプに通された紐を画鋲またはフックで吊るさなくてはなりませんが、そうすると壁に穴を開ける事になるのです。
賃貸物件や貸店舗に設置する場合、壁に穴をあけて良いのかは、国土交通省が定めた「原状回復の義務」の範囲内で対応する必要があります。
一般的に画鋲による穴は原状回復の義務の範囲内ですが、物件によってはNGの場合も。
またネジやくぎを打ち込んでしまうと原状回復の範囲外とみなされ、退去時に修復費を請求される場合もあります。
展示会や商業施設のように人が密集する場所では、施設によってオリジナルタペストリーに防炎加工が必要です。
防炎加工とは生地が燃えない加工ではなく、万が一火がついても延焼を防ぐ加工のこと。
注文前に設置場所の注意点を確認し、防炎加工が必要か判断しましょう。
タペストリー制作に使用される生地
特注タペストリーを注文するなら、用途や設置場所に合わせた生地選びも重要となります。
タペストリーとはどのようなものかを理解したうえで、オーダーメイドの目的に最適な生地をお選び下さい。
「幕・シートの卸」では、主に以下の生地がタペストリー製作によく使われています。
テトロンポンジ
薄手で軽く、のぼり旗の名入れ作成にも良く使われている化繊生地です。
他の生地と比べても特に激安で、短期間のイベント装飾や同じデザインのもの大量に設置したい場合に向いています。
テトロントロピカル
先述したテトロンポンジより一回り厚みのある生地が、テトロントロピカル。
薄手ながらもフルカラーデザインが発色良く仕上がり、ポップアップ店舗の装飾、屋内型商業施設のキャンペーン告知などに好まれます。
テトロントロマット
テトロントロマットは厚みと発色、コストパフォーマンスの良さのバランスが整ったタペストリー製作の定番生地です。
屋内外に常設する店舗装飾にはもちろんのこと、たたんでも皺になりにくく軽いので、説明会用にも選ばれています。
スエード
光沢感がある化学繊維のスエードは、アニメグッズ用タペストリーに人気の生地です。
また、店舗やオフィスに高級感をもたらす装飾としてタペストリーを発注するなら、こちらが最適になります。
2類ターポリン
ターポリンは、別名テント生地とも呼ばれる厚手のビニール素材で、懸垂幕や横断幕にも使用されます。
対候性が高く、屋外に設置する店舗看板には特にお薦めの生地です。
遮光ターポリン
生地の間に遮光剤が挟んであるので、両面印刷をしてもそれぞれのデザインが綺麗に見えます。
屋内外問わず使用できるビニール素材で、表と裏で別々の広告を名入れした両面印刷の店舗装飾用タペストリーも制作可能です。
まとめ
タペストリーは私たちの身近にある存在ですが、いざタペストリーとは何かを探ってみると、長い歴史があり現代では様々なシーンに使用されていることがわかります。
また販促や説明会の装飾などにするのであれば、設置するための注意点や設置場所に適応できる生地を選ぶことがポイントです。
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