垂れ幕の縦書きデザインのポイント
オリジナルで制作される垂れ幕は、デパートや百貨店のイベントから野球やサッカーの応援まで、広く活用されています。一方でいざ特注プリントで懸垂幕を制作しようと考えても、どんなデザインにしようかお悩みになる方も多いのではないでしょうか。
上下の縦方向の空間を有効に使える垂れ幕は、名入れ印刷をデザインする際に気を付けたい独自のポイントが幾つかあります。ここでは激安通販専門店として多くの懸垂幕を作成してきた経験から、そのポイントを簡単に紹介させて頂きます。
垂れ幕は日本語にぴったり!?
- 東アジアに普及する懸垂幕
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オーダーメイドで製作される「垂れ幕」は世界中に存在していますが、欧米では基本的に横断幕の方が主流で、懸垂幕が普及しているは中国と日本だと言われています。
これは「縦書き」が主流の言語がモンゴル語と中国語、そして日本語であるからだと言われています。垂れ幕のオリジナルデザインは、日本の文化に合っているようです。
英字表記はどうするの?
- 基本的には上から下へ表記。でも…?
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垂れ幕を特注プリントで名入れデザインしようとした時、英字が入る場合にどう表記するか迷う方もいるはずです。一般的には上から下へと読み進むデザインで注文製作するのが主流のようです。
しかし欧米では少なからず下から上へとデザインした垂れ幕も存在しています。もともと「縦書き」という文化の無い言語ですので、どちらも間違いでは無い、と言うことが出来るでしょう。視認性やデザイン性を考慮してお好きなように作成しましょう。
垂れ幕の一般的なデザイン配置
特注でオーダー制作される縦幕は、その用途や設置場所、アピールしたい内容によって最適なデザインが変わります。そのような中で、現在どんな印刷デザインで特注しようかお悩みの方のために、定番デザインの具体的なポイントをご紹介致します。
- 基本要素を抑えよう
- 1.メインコピー
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垂れ幕の中心付近、全体の4/5を埋めるほどの大きさで、最も伝えたいことやキャッチーなフレーズを入れて製作しましょう。販促用途なら「○○フェア絶賛開催中!」などのイベント名や、スポーツの応援用途であれば選手やチームの名入れなどがこれにあたります。
- 2.サブコピー
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垂れ幕の下部やメインコピーと平行な位置に小さ目のサブコピーを入れましょう。主な用途は補足説明や購入者のメリットなどを伝えることです。キャンペーンイベントなら「○○の安全な有機野菜で健康生活」、応援なら「目指せ○○本安打新記録!」などのフレーズが該当します。
- 3.アイキャッチやイラスト
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「激安!格安!」といった煽りコピーや、イメージに合うイラストや写真画像などを垂れ幕の随所に配置し、賑やかに装飾しましょう。会社のロゴやマスコットキャラクター、季節の花など内容に合った自由な画像を配置して作成することで、販促力やオリジナル性が大きくアップします。
訴求力のあるカラーはどんな色…?
一般的に縦幕のオリジナル制作で「目立つプリント色」というのは黄色や赤になります。しかしこれはあくまで目につきやすいだけであり、そのまま訴求力に繋がるとは考え難いものです。
販売したい商品やイベントイメージやチームカラー、店舗のアイデンティティカラーを重視して懸垂幕の注文製作をした方が的確なPRが可能になります。そうした下地の上に、差し色などとして赤や黄色などの色合いを上手に印刷して作成するのがお薦めです。